Jimmy Fosterは、N.Y.のハーレムで60年代から80年代まで、Jimmy Smith、Jack McDuffなどといっしょに活躍したオルガン奏者です。今は、故郷のオハイオ州に戻り、教会の仕事などをしています。残念ながら、彼の演奏は、レコード、CDには残されていないと思います。このDVDは、彼がオハイオ州に戻った後に、彼を偶然見つけた楽器店のオーナーによって録画されたビデオテープから起こしたものです。ビデオテープは、セッション1から4まであり、このDVDは、セッション1と2を録画したものです。セッションといっても、演奏しているのは彼一人であり、どちらかというとデモ演奏に近いものです。教育ビデオ的な意味合いもあるので、オルガンを習うの方に入れようとも思いましたが、入手性に難があるので、こちらに入れました。演奏は、詰めの甘さが残る部分がありますが、すばらしい演奏を披露しています。また、カメラが彼の肩越しから撮影しているので、彼のオルガンの弾き方が手に取るように分かるという点でも、たいへん楽しめます。
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