オルガンの木枠組み(Crating an Organ)


  Speakeasy Vintage MusicのSteven Hayes氏に頼んで、私が購入したオルガンを輸送するために木枠を組む経過を写真に撮ってもらいました。海外から購入した場合でも、普通は日本の業者が木枠を解いてから、購入者に発送しますから、木枠を見ることはめったにないと思います。ちなみに、この木枠だけで約100Kgあるそうです。本邦初公開の木枠組みです。
 


パレットの上にオルガンを載せ、柱を組みます。
 


パレットの大きさはオルガンの大きさに合わせます。ベンチなどを収納する場所もあらかじめ考慮しておきます。
 


ベンチを緩衝材で包んでパレットに載せます。オルガンとベンチがゆれてぶつからないように幅広な紐で縛っています。
 


補強用の桟を渡します。オルガン全体を、少しの水であれば間違ってかかっても大丈夫なようにビニールで包みます。なぜか、猫が乗っかっています。爪を研ぐのだけは勘弁してください。(笑)
 


この後、全体的に蓋をするような形でさらに木枠を組みます。ここまでくれば、あとは時間の問題です。本当は、この後、完成した状態でトラックに積み込むところを写真に撮る予定だったのですが、引取りが夜になったため写真がうまく撮れませんでした。
 

  木枠組みは、慣れていても一人で丸一日かかる仕事だそうです。でも、海外発送の場合には、これがないとフォークリフトで運んだときに大事なオルガンがばらばらになる可能性があるので必須アイテムです。Speak Easy Vintage Musicでは、木枠組みは$250かかります。半年前は$175だったのですが、手間が予想以上にかかるので値上げしたそうです。他のショップだと$300から$600の間くらいのようですから、まだ安いようですが、B-3でも値段は ほとんど変わらないらしいので 、M-3にとっては割高です。