Hammond Organ Center

jホームページ www.hammondorgancenter.com
住所 198 Fairview Road
Woodlyn, PA 19094
訪問 2004年10月
   
    このハモンドショップは、ペンシルベニア州のフィラデルフィアにあります。ホームページでも、ビデオを初めとして、いろいろな情報を提供しており、ゴスペル関係にも力を入れています。Dr. Lonnie Smith氏や敦賀明子さんも訪れたことがあるということで行ってみました。
 Hammond Organ Centerの外観です。場所は、フィラデルフィアの国際空港から車で15分くらいのところにあります。 空港からは、道も分かりやすくタクシーでも簡単に行ける距離にあります。
  ショールームには、B-3、C-3、D型、Diversi、デジタルピアノなどが展示されていました。この写真は、突然始まったゴスペルオルガンのジャムセッションを撮ったものです。こういうハプニングがあるお店のようです。
  ここは、レッスン室です。C-3が置いてありました。この他に2台のキーボードが置いてありました。基本的には、ゴスペルオルガンのレッスンのようですが、Papa Joeyのレッスンもお願いすると受けられるとのことでした。
  これは、レッスン室の内側から撮った写真ですが、どこかで見たことのある壁だなぁと思ったら、なんと米国のHammond Suzukiが、NAMMショーで1990年代に使っていたブースの壁を譲り受けて使っているそうです。
  ここは、Hammond Organ関連商品を売っているブースとオフィスです。
  壁には、いろいろなものが貼ってありました。このお店には、上に書いたオルガニストの他にもJimmy McGriff、Joey、Papa Joeyなどが訪れるそうです。
  Hammondにちなんだ小物も販売していました。小さなオルガンは、手作りだそうです。オルガンのバッジは、$10で販売されていました。
  これは、売り物ではないそうですが、Hammond Clockです。
  オルガン関係のCDも扱っています。お店に縁のある人たちのCDのようです。敦賀明子さんのCDも置いてありました。このほかに教本としてのDVDもいくつかありました。これらは、ホームページでも販売していると思います。
 オルガン関連の教本が豊富にありました。もちろん、販売しています。また、オーナーズ・マニュアルも製本、電子ファイルの両方の形態で販売しています。
 Diversi Organです。Diversiというのはイタリア語でDifferentという意味だそうですが、Hammond Organ CompanyのあったWest Diverseyという通りの名前にも引っ掛けています。
  ここからは、倉庫とメンテナンスルームの写真です。ペダルの在庫も豊富にありました。 ペダルの右にあるトーンキャビネットは、他のページでも紹介しているCXR-20というハモンド唯一のロータリースピーカです。
  手前のオルガンは、ともかくとして、その後ろにあるのは、Leslie 31Hです。写真には2台しか写っていませんが、全部で3台所有しているそうです。
  メンテナンスルームでは、B-2のメンテナンス中でした。販売先は、教会がほとんどだそうですが、通常の教会はお金が豊富にあるわけではないので、B-3ではなく、価格が安いB-2にパーカッションを後付したようなオルガンを購入するそうです。
  これは、倉庫にあったオルガンのプリアンプの在庫です。
  これも、倉庫にあったLeslieのアンプの在庫です。これは、単体での販売はしないそうです。
  キー関係のパーツも豊富に在庫しています。
  なんと、このショップでは、Key Combの製造が可能だそうで、フェルトを含めて販売するそうです。
  これは、キーボードとジェネレータの在庫です。これらも単体での販売はありません。
 いろいろと珍しいものもありました。
  これは、Leslie 950です。現物を見るのは初めてでした。このレスリーは、1Wayのスピーカが4個付いたシステムで、写真のように各スピーカにひとつずつロータが付いています。各ロータは、同期してまわる訳ではないので、ハモンドオルガンで鳴らすと音はワウワウしてしまうそうですが、ギターや他のオルガンであれば気にならないそうです。このレスリーには、ブラックライトがついていて、ロータに描かれた絵をきれいに映し出します。音量で ギタリストに負けないレスリーでした。出力は、未確認ですが400ワット程度であったようです。 なお、このLeslieには、スピーカーグリルが付属していたそうです。
  極めつけは、このオルガンです。ただのCVかと思うかもしれませんが、Hammond Organ Companyの技術者から譲ってもらったもので、なんとA-100のプロトタイプだそうです。写真では分かりませんが、内蔵スピーカーが付いていました。その後、この技術者によって、かなりの改造がなされ、現在の形になっていますが、改造内容を含んだ回路図が付属していました。 当初のA-100は、B-3などとは異なり、いろいろな音源が付いたスペックだったそうですが、実際に販売されたA-100はB-3と変わらないスペックとなり、当初のスペックは他のモデルとして発売されたそうです。
 
  このショップでは、ショップ中にETHERNETが張り巡らされていて、動画をINTERNETで配信できるような仕組みを持っているそうです。これを使って、オンラインセミナーなどが出来るといっていました。また、近い将来、購入希望者に、オルガンの外観や音を、この仕組みを使用して見てもらうようにする予定だそうです。
 
  日本への販売もするそうです。販売するオルガンは最低限、スキャナーのクリーニング、ドローバーのクリーニング、バスバーのクリーニングを行って販売するとのことでした。
 
  キー、スキャナー、B-3などのプリアンプ、Run/Start Motorなどの部品も販売しています。
 
  このお店は、Hammond Organ自体を購入する気がなくても、気軽に訪れることができて、Hammond Organの楽しさを満喫できる環境が整っています。CDを1枚買いに行くだけでも歓迎してくれると思います。なお、現行のHammond製品は扱っていませんので、ご注意ください。
 
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